学生になっちゃえ2005年06月01日『不登校・ひきこもり・ニート』と、三つ並べた中で、ニートというのが、一番評判がよろしくないようなんですよ。 カンタンに説明すると 不登校=「いじめ」 ひきこもり=「心の傷」 ニート=「甘え」 みたいなイメージがあって、ニートが一番、イメージが悪いみたいなんですね。 まあ、ニートを“無職者”と訳す人もいるくらいで、もっとも日本語に近い訳しかたはというと、 親のスネかじり というのが、もっともイメージに近いということもあるからなんでしょうね。 そして、誰よりもそのことを、ニートと言われる本人が一番、自覚してる。気にしてる場合が多いようです。 ニートととは違うんですけど、お笑い芸人の「ヒロシ」さんのネタで、 「ひきこもりになるほどの、お金がありません」 っていうのがあるんですよ。 ヒッキ―(ひきこもり)の人は、ドキンとする言葉らしいんです。 なぜドキンとするかというと、 「自分がひきこもりで、いられるのは、親のスネをかじっているからだ」 という自覚があるからなんですね。 そのことが悪いと思っている、罪悪感があるから、ドキンとするんです。 ニートも同じでね。 罪悪感がある人は、どんどん心理的に追い詰められていくんです。 親もね。 「自分の子が、ニートやひきこもりじゃあ、世間に顔向けできない」 って思っていると、自分で自分を追い詰めていくことになりますね。 根本解決には、ならないんですけど、ひとつの方法としては、ニートやひきこもりの人が、学生になるという方法もあります。 いまでは、学校にいかなくても、あるいは勉強ができなくても、通信制でどこかの大学、中学、高校に在籍することができますから、少なくとも、そうなったら表面上は、ニートではなくなるわけです。 中年になってから、ニートとかひきこもりになったとしても、学生になっちゃえば、いいじゃありませんか。 ニートというのは、就職する意欲もなく、学校にも所属していない者という意味ですから、通信の学校でも、在籍していれば、世間様に 「学生である」 という地位が、与えられるわけですよ。 これは、表面上の地位かも知れませんが、解決の足がかりにはなると思います。 興味のあることで、うまく行けば就職につながるかも知れないし、趣味のことでも、友だちが増えてくるかもしれない。 いきなり就職、通学っていうのは、無理かも知れませんけど、いろいろな足がかりを作って、少しづつ、少しづつ、やっていけばいいんですよ。 ジャンル別一覧
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